あご(顎)の位置異常とは

原因:あご(顎)の位置の異常とは

当院では噛み合わせ症候群の原因はあご(顎)の位置の異常であると考えて治療をおこなっており、多大な成果をあげています。

当院で治療を受けられる前に、あご(顎)の位置の異常とはどんなことなのかをぜひ理解されたうえで受診していただきたいと思います。そのためには、簡単なあご(顎)の仕組みを理解していただく必要があります。

下のあご(下顎)は、頭の骨(頭蓋)とは独立した骨(下顎骨)でできています。そして頭の骨(頭蓋)とは、左右の顎の関節(顎関節)と筋肉や腱などによって"ぶらさがる"ように吊り下げられた状態で結び付けられて機能しています。
原因:あご(顎)の位置の異常とは
そして上の歯は頭の骨(頭蓋)の一番下側にある上顎骨の上に並んでいて、下の歯は下あご(下顎)の上に並んでいます。ものを噛む時には下あごを動かして頭蓋の下側に並んでいる上の歯に下あごの歯をこすりつけるようにして噛みます。
原因:あご(顎)の位置の異常とは
あごの関節はからだの他の関節とは比べものにならないほど、自由に動かすことができる構造になっています。そのため大きさや硬さなどが異なる食物を自由に咀嚼(そしゃく)することが出来ます。

ここで問題になっている下あご(下顎)の位置とは、頭の骨(頭蓋)に対する下あごの位置関係のことです。頭蓋を固定して考えると下顎はいろんなところに移動することができます。そしてその下顎をいろんなところに動かして、会話や食事をさせているのは"筋肉"です。

下顎がいろんなところに移動できるといっても限界があります。顎関節が動ける範囲内でしか動けませんし、筋肉が顎を動かせる範囲も限られています。

そのため、限度をこえて大きく口を開けることもできませんし、長い間硬いものを噛んだりすると筋肉が疲労します。

つまりあまり異常な位置に顎を動かしたり、異常な位置で硬いものを噛んだりすると、顎関節や咀嚼筋(そしゃくきん)に過剰な負担がおよんで痛めることになります。

下あご(下顎)はかなり自由に動かすことができますが、顎関節や周囲の筋肉に負担かけずに、最適な機能をいとなむことができる範囲は限られています。その範囲は意外と狭く、その範囲から外れたところで機能をすることを強いられると障害を起こします。
その範囲を下顎安静位(かがくあんせいい)と呼んでいます。

この下顎安静位ですべての機能が営まれていれば問題がおこらないのですが、噛み合わせ症候群を患っている患者さんは、この安静が保てないところで機能が営まれてします。そのために、顎関節が障害をうけたり、筋肉が異常に緊張したりして筋肉症状が引き起こされています。

上下の歯が噛み合うときの顎の位置を"咬合位"といいますが、この位置は上下の歯がしっかりと隙間なく噛み合うことで、あごの位置を厳密に決定しています。このときの顎の位置が下顎安静位の範囲内にあれば(一致していれば)問題はないのですが、噛み合わせ症候群の患者さんの場合には一致していません。

このような状態を当院では、"あご(顎)の位置異常"と呼んでいます。

このあごの位置異常がさまざまな健康障害を起こしていることは疑いようのない事実です。
その証拠に、この顎の位置異常を修正することで、ほとんどの不快症状は消失するか軽減されるからです。

当院ではこのあごの位置異常を修正して、下顎安静位ですべての機能が営まれるよういすることを目的として噛み合わせ症候群の治療を行っています。