5月の連休中の読書



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いつも長い休みがあると、どこかに旅行するというよりは北軽沢にある山荘で過ごすことが多い。

ことしは素晴らしい天候に恵まれて気持ちの良い数日を過ごすことができた。

山荘(小さな小屋)は林の中にあるのでたき火をしたり、立木と立木の間にハンモックをつって空を眺めたり読書をしたりして過ごす。

今年はまとまった日数が見込めたので、数年前に買って読まずに放置していた少し厚めの本を持参することにした。

それは稲盛和夫の生き方という本であったが、かなりのボリュウムと人世修養的な雰囲気が感じられたので、なんとなく敬遠していた。

しかし読み始めてみるとそのような懸念は少しも感じられなくて実に読みやすい内容なのでいちいち納得しながら途中投げ出すこともなく完全に全部読了してしまった。これは自分としてはきわめて珍しいことである。

3日くらいで全部読み終えてみると、後に残ったのは決して重苦しくはないのだが軽い後悔の念であった。

ここに書かれていることのいくつかをもっと早くから知っていて実践していればもっと充実した人生を送ることができたのではないかという後悔の念を打ち消すことが出来なくなった。

まさに後悔先に立たずということである。人生の終末を間近に迎えつつある現状を考えると残念な気持ちを打ち消すことが困難に思えた。

このような本はまだ人生に残り代が残っている若い人に読んでいただきたいと思うが、多分若いときにはこのような本を心を込めて読む気になることはないのではないかと思ったりする。自分が若かったときにはそのような謙虚さがなかっただろうといところからの発想からだが、この本はすでに180万人の人たちが読んでいるのである。