矯正後の顎関節症について

矯正後の顎関節症について

ID非公開さん

2017/6/2720:15:54

矯正後の顎関節症について

途方に暮れています、アドバイスください。
長文、駄文お許しください。

現在30歳、22歳の時に思い切って歯列矯正を始めました。
親知らずを上下全て抜き、矯正自体は1年ほどで完了しましたが、
リテーナーに移行したところ右側が全く噛み合っていないことに気付いて、歯科医師に申し出たところ
リテーナーを少し調整して終わり。
あとはよく噛めば自然と落ち着いてくると言われその通りにしましたが噛み合わせの違和感は無くならず、
噛み合っていない右側の顎の違和感、右側だけ首と肩こりが続きました。
何度も噛み合わせのことを歯科医師に訴えましたが、
医者は神様ではないのだから完璧にはできないと取り合ってもらえず、その後しばらくは不調を感じながらもそのままにしていました。

27
歳の時に右半身のこりが酷くなり、首から肩のこり、頭痛、眼痛、腰痛、右手指のしびれまで出てきて、これはなんとかしないと思い
噛み合わせの治療をうたっている別の歯科に相談に行きました。
そこでは再矯正をするか、歯を削って詰め物をして調整するかのどちらかだと言われ
歯を削るのに抵抗がありましたか、矯正自体が信用できなかったので、結局後者の治療法を選びました。
これに加えて就寝時はマウスピースで噛み締め防止をしています。
今になって健康な歯を削ったことをすごくすごく後悔しています。でもこの時は藁をも掴む思いでした。

大金をはたいて10本以上の歯を削り、セラミックの詰め物をして噛み合わせを調整しましたが、結局効果はありませんでした。
歯科医師が怖く、成果が出ていないことをきちんと言えませんでした。
それどころか、削って詰め物をしたところが治療直後から沁みはじめました。
歯科医師に相談しても、神経までは削ってないからそのうち落ち着くと言われ、1年以上が経過しても沁みるのは落ち着かず、だんだん酷くなっているし、最近では硬いものを噛んだだけで痛みます。

今も定期的に噛み合わせ治療をした歯科には通っていますが、今度は初期虫歯がある、歯周病だと言われてます。
定期的にかかっていたのに歯周病が進行しているとまで言われました。
この歯科にかかるまで、虫歯1本ない健康な歯だったのに、、

今も体の不調、歯の沁み、痛みで毎日が苦痛です。
ほんとうに死んだ方がましだと思うくらい悩んでいます。

まずは歯の沁み、痛み、歯周病を診てもらうためにまた別の歯科をかかる予定ですが
そもそも噛み合わせの悪さからくる噛み締めが原因ではないかと思っています。

もうこれ以上歯に余計な負担はかけたくありませんが
体の不調も限界です。
同じように矯正後に顎関節症や体調が不調になった方で治療の成果があった方、どんな治療を試しましたか?
もう歯科医師が信用できないので
歯周病だけは治療して、体の不調については整体や運動で多少解消できないかと色々調べています。

全部で200万円程かけて体を壊しただけなんて報われません。
歯科医師を訴えることは可能ですか?

閲覧数:

98

回答数:

6

フォームの始まり

 

回答

yc_toshiabeiさん

2017/7/118:30:19

噛み合わせと顎関節症やその他の全身的な不快症状との関係について長年関心をもって治療をしてきた歯科医師です。

矯正治療後の体調不良で苦しんでおられるようですがそのような方は大勢いらっしゃいます。

そのような患者さんをこれまでにたくさん診てきました。

矯正治療は審美性の改善をおもな目的としていますので、その結果かみ合わせがどうなるかということについては殆ど配慮されていません。

噛み合わせについて配慮しないというのは決して治療した個々の矯正歯科医の落ち度ではなく、矯正治療学そのものの欠陥であるということができます。

矯正治療学の欠陥というよりも、その分野の研究が遅れているといったほうが良いかもしれません。

つまり噛み合わせという歯科治療の分野では最も大切な分野の研究が十分に進んでいなくて、なにが正しいのかが分からないためであるということが問題の本質なのです。

そのため矯正治療においても噛み合わせについてどういうことに注意をして治療しなければならないかという基本的なことも分かっていないないし、教育もなされていません。

その結果、矯正治療後にあなたのように噛み合わせの不調を訴えられても、なぜ体調不良や顎関節症などが発症したかということについての理解もなく、有効な対処法についての知識もないというのが現在なので、治療した方も治療された方も途方に暮れてしまうのです。

矯正治療は日進月歩進歩しているのですが、噛み合わせとの関連というところの研究は殆ど進んでいないので、一旦事故がおこると対処のしようがない危険な分野であるということができます。その意味ではまだ発展途上の学問であるということができなくもありません。

これは矯正治療学の問題というよりは歯科の咬合学の問題であるということになります。咬合(噛み合わせ)と全身症状、特に筋肉との関係についての研究は非常に遅れています。中心となる理論的な原理原則は確立していません。

この咬合学が確立していれば、質問者さんのような噛み合わせの問題がおきた時に何が原因でなにが起きているかを知ることができて治療をすることもできるはずです。

この咬合学については200年以上も前から世界中の様々な研究者がいろんな仮説を提唱してきましたが、それはあくまでも義歯を作るための学問でした。

その後、噛み合わせ(咬合)と全身症状との関係につての関心が高まり盛んに研究されましたが、その間の因果関係については十分に証明することが出来ませんでした。

それどころか最近のアメリカの有力な学派は、質問者さんが苦しんでいるような辛い症状は噛み合わせ(咬合)とは関係が無く、社会心理学的なストレスや中枢神経系の問題なのではないかと言い出してきています。

日本でもこの考え方を支持する学者は多く、そのため矯正治療で噛み合わせのバランスが崩れて質問者さんが苦しんでおられるような症状は起こらないことになります。

大学の先生方の多くはこの学説を勉強していますから、矯正治療のためにこうなったと訴えたところでまともに取り合ってもらえないはずです。

筆者は50年前に出会ったアメリカの臨床家が提唱した学説(仮説)に感銘をうけて噛み合わせの異常と様々な全身の不快症状(TMD)の関係に興味をもって治療をしてきました。

その仮説とは噛み合わせの異常が原因で下顎の位置が狂い、それが原因で周辺の筋肉が緊張してさまざまな不快症状を引き起こすというもですが、中央の学会でこの考え方を支持する人はほとんどいません。

たとえば質問者さんの場合、矯正治療が終了した段階で右側の奥歯が全くかみ合っていなかったそうですが、そうすると右側で噛んだ時に右のあごだけがわずかに上に上がって下のあごは全体として反時計回りにわずかに回転します(歪みます)そうすると右側の顎関節に負担がかっかるようになりますし、あごの周囲の筋肉の左右のバランスも崩れて右の筋肉は緊張します。それはひどくなれば痛みに変わります。

その右側の筋肉の緊張は首や肩の筋肉にも波及して、右側の顎(関節)の違和感や右側だけの首と肩こりなどとして表れてきます。

このようにそれ程医学知識が無くても理解できそうなことでも、中央の学会の先生方はあまり問題にはしてくれません。そのためこの仮説に基づいて治療をしている臨床家もほとんどいません。

その数すくない臨床家の一人として回答させていただいているわけですが、それは何故かといえば、長年このような仮説を信奉してそれに忠実に治療をしてきた結果、質問者さんが悩んでおられるような辛い症状をほぼ完全に解決することが出来るようになったからです。なおかつその結果にも確信が持てるようになりました。

その確信はどこからきているのかは実際の症例を通じて理解していただければ幸いです。

そのために2つの症例をここでご紹介します。

最初の症例は矯正治療が原因でTMDを患い、その後2回の矯正治療を受けたのにもかかわらず解決せずに4回目の矯正治療でようやく解決したという若い弁護士さんの症例です。
http://www.kami-awase.net/case02

二番目の症例は昔受けた矯正治療が原因でTMDが発症した26歳の女性の症例です。

http://www.kami-awase.net/case10

是非参考にしてみてください。お役にたてるはずです。