無料お悩み相談への回答

[無料相談]お問い合わせありがとうございました
7 件のメッセージ

過日、東京かみ合わせ治療研究所「インターネット無料相談」で次のような相談が寄せられました。

当時回答させていてだいたものに加筆したものを紹介させていただきます。

似たような状況で悩んでおられる方も多いと思われますので参考になさってください。
〇〇 〇子
【ふりがな】〇〇〇〇〇
【生年月日】
昭和49年X月XX日
【性別】女性
【携帯番号(緊急連絡先)】
XXXXXXXXXXXXXXX
【メールアドレス】
xxxxxxxxxxxxx
【都道府県】
宮城県
【市区町村・番地】
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—-【問診表】———————————————-
今、一番つらいと思われることを順番に箇条書きでお書き下さい
1.顎の位置が定まらない(上を向くだけで顎関節が苦しい。仰向けで顎が後ろにいく。笑えない)
2.噛み合わせが合わない、どこで噛んでいいかわからない
3.頬に(主に左)痛みが出る(口をポッカリ開けた時の頬骨下、顎関節前の部分)
4.身体に常に力が入って辛い。なぜかいつも緊張する。頭痛
5.上記辛さから、精神的にも辛くなってきた
これまでの症状の経過をできるだけ詳しくお書き下さい
10年程前に歯や顎が痛み、何件も歯科に行きました。詰め物を換えたりしたが改善せず、噛み合わせではないか、と指摘され7年位前に矯正に踏み切りました。(この頃から夜間の歯ぎしりは家族から指摘されていました。また偏頭痛や右顔面三叉神経ヘルペスなど、ずっと体調が悪く、夕方には横にならないと次の家事が出来ませんでした)矯正歯科には、顎関節症であると告げたがスプリント治療はせず、治療スタートし、1年半ほどでブラケットはずし、上顎リテーナー、下顎前4本のみワイヤー固定、2年位して上顎、夜間のみリテーナー、下はワイヤーのもままとなりました。(現在はリテーナーも外したため、すっかり歯が動きました)
昨年初め、右下1番の歯がワイヤーから外れ、上の歯とぶつかるようになりました。何度も矯正歯科に伺い何か対処をとお願いしたところ。プリフィニッシャ―という噛み込む柔らかいマウスピースを毎日噛み込む治療をしました。
歯の位置は戻った感じだが、体調はますます悪くなった。(同時に子宮筋腫も大きく8月に子宮全摘しましたが、体調は改善するどころか、どんどん悪くなりました。術後も女性ホルモン値は正常。)
9月には、ぶつかり合っている歯だけでなく、上顎、舌までも痛くなり氷を詰めたりティッシュを詰めたりしていた。矯正歯科には大学病院へいくような症例ではないと言われたが、耐えられなくなって東北大学を受診した。
洋服の首元、左だけ大きく開き偏りもあり、左足甲に痺れあり。
現在、歯学部よりオーソシスに似たマウスピースを装着して3か月経つが、顎の位置がクルクル変わります。
上を向いたり眠ろうと横になるだけで、顎がどこかへ行ってしまい、そうなると顔、顎、首の筋肉が著しく張って、心拍も早くなり呼吸も苦しいです。
これまでに相談または治療を受けられた医療機関があればお書き下さい
(矯正)ぬかつか矯正歯科
(相談)〇〇の杜クリニック
〇〇歯科
ル〇〇〇〇〇ル歯科
(現在通院)東北大学附属病院 歯学部 咬合回復科
マウスピースで顎の安定を図ってから、矯正と補綴での咬合の再構築と言われている。
現在、最も不安に感じていること、心配されていることがありましたらお書き下さい
大学病院の主治医が「ここが一番楽な顎の位置だよ」と教えて下さった所に顎をもっていっても、身体に緊張が走り、起きているのも辛くなります。(マウスピースをつけ、舌や上顎の痛みはすっかりなくなり、上向いているのは感じます)自分の顎の位置はどこなのか、不安です。(矯正開始時にスプリントを行わないまま治療開始している点、兄が受け口気味との事で子供の頃、矯正していた、娘も受け口気味とのことで小学生から矯正中等からも)
もっと私は受け口気味の顎の位置なのでは(ここが主治医に伝わらない気がします)現在、ミオナールやデパス(半錠を調整しながら頓用)にて緊張をとっています。
それでも時々、呼吸や顎をダラリとすることで、身体が緩む感覚が分かってきています。その度に、世の中の人はこんなにも楽に生きているのか?と不思議な感覚になります。こういった感覚を感じたことは思春期から感じた記憶がないのです
体験者Aさん、Bさんの訴えが私と全く同じです。どのようにしたら早く顎の安定ができますか?次回の受診で主治医から「少し咬合を変える」と言われています。削る?ことと感じましたが、顎の安定を私が感じないまま咬合を変えてもいいのでしょうか?不安と体調の悪さから、文章が乱雑かと思います、すみませんでした。
ホームページや知恵袋への回答に涙が止まりませんでした。体験者さんのように私も母として妻として、普通に暮らせるようになりたいです。 

—-【健康調査表】——————-———————–

■歯の状態について
虫歯がある、最近歯の治療をした、親知らずがある

顎関節の症状について
顎の関節が痛む(左)、口が開けにくい

噛み合わせについて
歯ぎしりをする、どこで噛んでよいか分からない、歯列矯正をしたことがある、顎がまがっていると思う

気になる全身症状
(0=症状なし 1=気になる程度 2=つらい 3=かなりつらい)

肩がこる;3=かなりつらい
頭痛がある;3=かなりつらい
首筋がこる;3=かなりつらい
顔面が痛む;3=かなりつらい
背中が痛む;1=気になる程度
腰が痛む;1=気になる程度
手足のしびれがある;3=かなりつらい
目がつかれる;1=気になる程度
目の奥が痛む;1=気になる程度
めまいがする;3=かなりつらい
耳鳴りがする;2=つらい
難聴である;0=症状なし
鼻がつまる;1=気になる程度
いびきをかく;2=つらい
不眠症である;3=かなりつらい
寝起きがわるい;3=かなりつらい
動悸がある;3=かなりつらい
息切れすることがある;2=つらい
集中できない;2=つらい
イライラする;1=気になる程度
疲れやすい;3=かなりつらい
便秘がある;0=症状なし
生理不順がある;3=かなりつらい
生理痛がひどい;3=かなりつらい

■頭痛・生理痛のために薬を使用していますか?
薬名;昨年子宮全摘出しました
頻度;

肩こり・腰痛について
マッサージ;週2回
つかっている湿布薬;
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◇噛み合わせ治療専門クリニック◇
東京かみ合わせ治療研究所
東京都杉並区堀ノ内2-6-21 パシフィック歯科内
TEL:03-3317-3665
このメールに書かれた内容の無断掲載、無断複製を禁じています。
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回答
〇〇 〇子 様
お返事が遅れまして大変申し訳ありません。
ご相談の内容が具体的に整理して書かれていただきましてありがとうございます。お陰さまでお悩みのご様子を十分に把握することができました。
出口の見えない辛さと戦っておられるご様子が手に取るようにわかります。お悩みの大きさに心からご同情申し上げます。これまでの経過のあとをたどらせていただきますと、10年前に顔や顎の痛みとして発症し、7年前に矯正治療を受診し1年半ほどで治療が終了したとのことですが、その間に偏頭痛なども併発してずっと体調がすぐれなかったということのようですね。そのために夕方には次の家事を続けることが出来ずに横にならなければならなかったおのことですが大変だったと思います。
その他の重要な兆候としては、顎の位置が定まらない、どこで噛んでよいか分からない、体にいつも力が入っていて辛い、なぜかいつも緊張する、頭痛がある、などということですが、これらの兆候を解決することができればすべての症状は改善することができるはずです。当然精神的な辛さからも解放されて通常の日常生活が戻ってきます。これらの症状と兆候の基本にあるものは全身の筋肉の緊張です。その全身の筋肉の緊張の原因となる発信源は顎の周辺の筋肉の緊張です。顎の周辺の筋肉の緊張は下顎の位置の微妙な不調和からもたらされます。その不調和は噛み合わせのわずかなひずみからもたらされています。そのひずみを測定することによって特定することができればそれを修正することができて、結果的には絡まった糸をほぐしていくことが出来ます。そのひずみの大きさを測定するためには一番楽なあごの位置を特定する必要がありますが、それには一定のテクノロジーの助けを借りる必要があります。その過程で下顎が最も安定する下顎安静位をみつけてその位置で下顎を安定させるオーソシスを作ってできるだけ早く下顎を安定させる必要があります。その段階で体調が安定するまでしばらく様子を見ようにしてください。それまでは絶対に歯を削るような噛み合わせの治療は絶対に避けるようにしてください。大学病院の歯学部で作っていただいたマウスピースを装着して3ヵ月経過したのにもかかわらず顎の位置がクルクル変わり安定しないようですが、その原因は下顎安静位の位置が正確に特定されずに正しい位置で下顎が固定されていないからです。そうなると上を向いたり横になったりするような体位の変化で下顎位置が不安定になり、“”顎がどっかに行ってしまい”、”顔、顎、首の筋育が著しく張って”、”心拍も早くなり呼吸も苦しく”なります。オーソシスが正しく作られていて下顎安静位で下顎を安定的に支えることができればこのようなことは起こりません。下顎安静位を探す方法として大学病院の主治医の先生が「ここが一番楽なあごの位置だよ」と教えられても、体に緊張が走り、そこにあごをもっていくことが出来なかったと書いてありますが、まさにその通りで下顎安静位はそんなことでは探すことは出来ません。TENSという筋肉を電気刺激で安静位に導く装置をつかわなければならないのです。これは大学病院といえども使っているところはありません。この装置はこのような治療をするときには絶対になくてはならない装置です。この段階で下顎を正確に下顎安静にで安定させることが出来ればほとんどの不快な症状は消失します。ご自分のあごの位置はどこなのか、不安に感じておられるようですが、特に受け口の傾向がある場合には適正な下顎の位置を特定するのは難しくなります。どうしても下顎を後退させる治療になりやすいために筋肉の安静が崩れやすくなる傾向があるからです。特に矯正治療ではこ点に配慮しなければなりません。 

症状の辛さについての問診票にも回答していただきましたが、かなりお辛いご様子が推察されます。
症状の辛さのランクを4段階にわけて記入していただきましたが、そのなかで最も辛い状態である、(3=かなり辛い)に〇を付けていただいた症状は12症状もありました。
これは通常の日常生活をおくることは不可能なのではないかと思われるほどの厳しいレベルです。ここにその症状を列挙させていただきます。

かなり辛い症状としては、肩がこる、頭痛がある、首筋がこる、顔面が痛む、手足のしびれがある、めまいがする、不眠症である、寝起きが悪い、動悸がある、疲れやすい、生理不順がある、生理痛がひどい、などの12の症状でしたがこれでは普通の生活や家事のでおをまともに行うことはできないでしょう。その他にも背中、腰、耳鳴り息切れ、集中できない、イライラするなどの症状もおありのようですですね。

これらの症状の原因はすべて筋肉の過剰な緊張のためであると考えて診断と治療をおこなっておりますが、そのほとんどが改善可能な症状ばかりです。

そのためには繰り返しになるようですが、下顎を下顎安静位で安定させることが最も大事です。
どうか希望を失わずに療養に取り組まれることをお勧めします。

一日も早く普通の日常生活を取り戻されることを祈念させていただきます。

平成30年X月XX日
東京かみ合わせ治療研究所
所長 安部井寿彦