症状と経過
HKさん(29歳女性)は、1年くらい前から 頭痛と肩こり、目の痛みがあり、それがひどくなってきたためにホームページをみて来院されました。少し前までは夕方ちかくになると頭痛がしてきていたのですが、最近では朝起きたときから 頭が重く 、痛むようになってきたとのことでした。
最近はとくに体調が悪く、吐き気をもよおすようになってきたので近くの病院で診てもらいました。そこでは自律神経からくるものではないか?ということで頭痛薬をもらったのですが、基本的には薬がきらいなので飲みませんでした。
仕事がパソコン関係なので、仕事の疲れがこのようなかたちで出てくるのではないかとずっと思っていました。そこで1週間休みをとってパソコンから離れてみたのですが、それほど変わらなかったとのことです。
視力は昔から1.5でよかったのですが、最近は目がぼやけて焦点が合わなく なることもあったそうです。 幼い頃に右の顎のえらのあたりが固いものを噛んだときなどに痛くて泣き叫んだことがあったそうです。家系的には祖父が下の顎が前に出る反対咬合であったとのことです。
2004/4/16 初診
カウンセリングと一次検査(CMS)とをおこないました。
一次検査の結果:
- 口を閉じて咬む時に、わずかに右に変位していることが分かりました。
- 急速開閉運動では、開閉運動速度が最大開口時と閉口時に減速していました。
- 口を閉じて咬んだ時(CO)に下顎が前方に閉じないで真上(後方)に閉じ ていいました。このことから後方位咬合であることが示唆されます。
2004/4/23 2回目の来院
この日は2次検査をおこないました。
この日おこなったこと:
- 口腔内の写真
- 歯の模型の印象
- 姿勢の写真
- EMG(筋電図) Scan9,Scan10,Scan11
- CMS検査 Scan4/5、
- TENS 60分
- 安静位の咬合採得
2004/5/14 3回目の来院
治療用装置の装着
この日おこなったこと:
- TENS 60分、 EMG,CMS
- オーソーシスの装着
- オーソーシスの調整
2004/5/29 4回目の来院
この日おこなったこと:
- 治療後の経過観察と調整
- TENS EMG,CMS オーソーシスの調整
オーソーシス装着後2週間の経過と患者さんの症状:
- 頭痛がとても軽くなった気がする。
- 朝起きたときの頭痛はまだ少しある。
- この治療を始める前までは定期的だった生理が不順になった。
2004/6/19 5回目の来院
当日の処置: TENS、CMS オーソーシスの調整
前回の調整より3週間後の経過と患者さんの症状:
- 頭痛と目の疲れがだいぶ良くなってきた。
- 肩こりはまだある。
- 以前は疲れた時目をつぶると、めまいのようなものを感じたが今はなくなった。
2004/7/24 6回目の来院
当日の処置: TENS、CMS、EMG オーソーシスの調整
前回の調整より3週間後の経過と患者さんの症状
- 今まで辛かった症状がすべてなくなって、楽になった。
- 今とっても楽です。オーソーシスを着けていると安心します。
- フェーズ1の治療はほぼその目的を達成したと思われるので、3ヶ月くらい様子をみていただくことにしました。
- フェーズ2の治療は、どのように進めるていくかを相談の上決めさせていただく予定です。
2004/10/2 7回目の来院
前回の調整より3ヶ月後に来院(一旦無症状になったので様子をみていただいていました)
その後の経過と患者さんの症状
- 前回の7月にはほとんどの症状が無くなっていたが、その後2ヶ月ほどしてから両側のこめかみのあたりが痛むようになりました。朝起きた時などに痛むそうです。
- オーソーシスは夜間ずっと使っていました。
- 顎を左右に動かすとコキコキと音がします。
- 前回まで生理不順があったが、それはすっかり元にもどり順調になったそうです。
3ヶ月後には、はじける様な健康的な笑顔をみせてくれました。
(ご本人の同意を得て公開させていただいております。)
